これまで派遣社員として10社以上働いてきましたが、初めて事務職として働いた時はアルバイトでした。
派遣社員もアルバイトもどちらも経験をしたわたしの感じた違いをご紹介します。
派遣社員とは
派遣社員は派遣会社に登録をして、企業に派遣されます。
派遣会社から仕事の案件を紹介してもらえますので、これまで働いたことがないような幅広い業種で働ける可能性があります。
派遣社員のメリット
- アルバイトより時給が高い
- eラーニングでスキルアップできる
- 福利厚生がしっかりしている
- 健康診断が受けられる
派遣会社によって異なるでしょうが、わたしの登録している派遣会社では、定期的にeラーニングを受講できるので、パソコンスキルなど学ぶことができます。
アルバイトで働いていた若いころは気づかなかった、福利厚生や健康診断が受けられる安心感は大きいと年々感じています。
派遣社員のデメリット
- 3年ルールがある
- 未経験の場合はハードルが高く感じる
派遣社員は3年ルールが定められていますので、通常3年満期でそれ以上は働けません。常に先の不安があるということですね。
また、経験者を求める企業が多いので、事務職未経験の場合はハードルが高いと感じたり、なかなか採用に繋がらないというケースもあります。
スキルを高めるか、経験値を上げてから派遣社員として働くといいでしょう。
アルバイトとは
アルバイトは企業と直接雇用で契約をします。
「この企業で働きたい!」という気持ちを持って応募が出来ます。
アルバイトのメリット
- 未経験でも働きやすい
- 責任が少ない
- 期限がない
アルバイトは派遣社員に比べてハードルが低いので、未経験でも働ける可能性があります。
派遣社員もアルバイトも、正社員のような責任はありませんので、困ったことがあれば社員の方に相談をすれば大抵のことは何とかなります。
無責任な仕事をしていいというわけではありませんが、責任感が強くてしんどいという方も、肩の力を抜いて働いても大丈夫です!
また、派遣社員のように3年ルールはありませんので、長期的に働けますし、逆に合わなければ期限を待たずに辞めることも出来ます。
アルバイトのデメリット
- 時給が派遣社員より低い
- お給料の安定が保証されない可能性も
派遣社員よりは時給が低いというのは何よりのデメリットですが、スキルアップのための経験だと思えれば、その先を見据えて働けます。
派遣社員は契約条件も合わせて契約を結びますので、お給料もだいたい把握出来ますが、アルバイトの場合は時間数を減らされてしまう可能性もあります。
派遣社員もアルバイトも行った経験
初めて事務職で働いた際に、アルバイトで経理の仕事をしました。
未経験でしたし、パソコンが全く使えなかったので雇っていただけたことが奇跡でしたが、人に恵まれて学ぶことも多くとてもいい経験でした。
- 正社員と同じ仕事をしていた
- 4週6休の平日休み
- 有給休暇があることを知らなかった
社会に出たばかりでしたので、無知でした。
正社員と同じ仕事をしていたので、人件費はとても安いですよね。未経験だったので仕方がないと思っていましたが、正社員になるには4週4休が条件でした。
今では有り得ない条件ですよね。
2年ほど働きましたが、有給休暇があることを知らないまま辞めてしまったので、その点、派遣会社に登録をしているときちんとしていると感じました。
アルバイトは企業によってきちんとしていない会社もありますが、未経験で事務職で働きたいという方は、アルバイトで経験を積んでからステップアップをするというのもおすすめです。
アルバイトから正社員に昇進できる可能性もあります。
まとめ
派遣社員もアルバイトも、非正規雇用であることには変わりはありません。
しかし、どちらの働き方も経験して思うのは、経験は無駄ではなかったということです。未経験で自信のない時のアルバイト経験で得られたものがあったから、今に繋がっています。
派遣会社は大手が多いので制度もしっかりしているという安心感はありますし、アルバイトは事務職で働く上での入り口としてはおすすめです。
ご自身のスキルや状況に合わせて、雇用形態を選んでみてはいかがでしょうか。
コメント