新しい人材を採用する際に、企業が正社員や契約社員など直接雇用ではなく、非正規雇用の派遣社員を雇うメリット、デメリットはあるのでしょうか?
企業側のメリット
- コスト削減できる
- スキルを求められる
- 都合よく雇える
コスト削減できる
社会保険料、雇用保険料は派遣会社が支払うので、企業の負担にはならず、直接雇用で採用するよりもコスト削減ができます。
採用する際も派遣社員の場合は派遣会社が人材を探してくれるのでスムーズに採用までこぎ着けられるでしょう。
スキルを求められる
派遣社員を募集する際に必要なスキルを求められますので、スキルの高い、経験豊富な人材の中から選ぶことも可能です。
また、ゆくゆくは直接雇用を検討している場合は、働きぶりを見たうえで決められるのでより良い人材を見て決められるので、長い目で見ると手っ取り早いです。
都合よく雇える
会社の業績悪化や働き方改革などで派遣社員が不要になった場合は、契約終了できますが会社がダメージを受けることはありません。
求めているスキルには足りない場合は、契約を継続せず終了し、新しい人材を探すこともできますので、よく言えば企業に合った人材を探せますし、悪く言えば使い捨てできるのです。
企業側のデメリット
- 融通が利かない
- 扱いにくい
- 長く続くかわからない
融通が利かない
派遣社員の中には割り切って働いているという人も少なくはありません。
契約内容によっては急な残業、イレギュラーな業務などは対応できない場合があります。その点も踏まえて契約をするようにしましょう。
都合いい人を求めている場合は派遣社員ではなく直接雇用の方が融通を利かせられるのではないでしょうか?
扱いにくい
派遣社員との間に問題が生じると、派遣会社を通して指摘が入るケースもありますので、「面倒くさい」、「扱いにくい」と感じる場合もあるでしょう。
派遣社員も人間だということを忘れずに接するようにしましょう。
また、厄介な派遣社員の場合は小さな問題でも大事にして報告をしたり、注文が多い派遣社員もいますので、要注意です。
長く続くかわからない
派遣社員は長期の雇用でも、契約更新のたびに辞める選択肢があります。
実際に働いてみて自分には合わないと思う場合もありますし、無理に長期で働く必要はありません。
その為、採用しても最短3か月未満で退職する可能性もあるのです。
まとめ
企業が派遣社員を雇うメリットは多くありますが、それ以上にデメリットも大きいということも忘れないようにしましょう。
派遣社員を使い捨てのように扱う企業もありますよね。
しかし、派遣社員にも選択肢はありますので、心を擦り減らしてまで長期で働く必要はありません。
使い捨てできるのはお互い様だということを忘れないように、お互いに気持ちのいい職場環境を築いていけるといいですね。
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